遺言書って誰のため、何のために必要なの?

人間誰しも年老いて、いずれは亡くなってゆく。
このことは頭では分かっていても、いざ自分が亡くなることを考えるとあまり気分のいいものでないと思います。
しかしいずれは必ず直面する避けることのできないことなのを受け止める必要が出てきます。

自分が亡くなる時を想像すると、その時に同時に身近な大切な人のことを思い浮かべるのではないでしょうか。
「自分の死後にパートナーはどうやって生活していくのだろう。」「お葬式やその後の法事は誰が先頭に立ってしていくのだろう。」
いろいろな悩みが出てくると思います。

これらの悩みを解決してくれる手段が遺言書の作成です。
よく「遺言書を書かなくても法律通りに遺産を分ければいいのだから遺言書は必要ないでしょう。」と考える方がいます。
法律には相続に関する定めがあり、誰が何割相続できるかが定められています。
ですがこれは法律に従って相続しなければならないという定めではなく、相続人が合意すれば法律通りに相続しなくても何も問題ないのです。

むしろ相続する財産に不動産が含まれていたりすると法律の定め通りに相続することが困難になりますし、この時に「争族」が発生してしまう危険性をはらんでいるのです。
遺言書を作成することによって、このような不幸を避けることができるのです。
また、あなたの死後にあなたの意思をご家族に伝えることはできませんが、遺言書にあなたの意思を反映させることによって、あなたの死後もあなたの意思を実現することができるのです。

あなたのご家族への願いとして、ご家族があなたが亡くなった後も安心して暮らしていくため、遺言書を少しでも書いてみようとお考えの方は、お気軽に当事務所にご相談ください。

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